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側弯症①

意外に多い側弯症患者

【  脊椎側弯症  】

 

あまり聞きなじみのない方もいるかもしれません。

 

上の画像の様に背骨が横方向にクネクネと曲がってしまっている疾病です。

 

 

幼少期から徐々に背骨が横方向に曲がり始め、様々な悪影響を呈することがあります。

 

本来真っすぐであるべき背骨がクネクネ曲がっているのですから、

 

身体の中、つまり内臓などはその影響を受け

 

圧迫を受けるところが出てきます。

 

それと同時に神経や血管も無理な緊張と緩みができて

 

正常とは程遠い状態になります。

 

そして、筋肉は左右差が顕著に出て

 

腰痛などを引き起こすことになります。

 

あまりに症状が酷い場合は

手術をして背骨を真っすぐにする手法をとる場合があります。

 

これはヘルニアなどの手術と比べると大分大掛かりな手術で

術後のレントゲンを見るだけで痛々しく感じられます。

 

背骨の曲がりは急に曲がることは無く徐々に進行していきます。

 

手術の大分手前の段階で硬性コルセットをして体感を安定させて

曲がりの進行を外部から矯正する手法を取ることがあります。

 

しかし、それを忠実に実施しているお子さんを私は見たことがありません。

 

矯正なので皆、「痛くて続けられない。」と言って

使用を中止してしまいます。

なので、側弯症は手つかずのまま徐々に進行してしまうことが多いです。

 

また、幼少期では身体全体が柔軟なため

様々な障害を感じることが極めて低いため

「どこも痛くも悪くも無いのに、なんでこんな痛いコルセットをしなきゃいけないの?」と

感じるひとは多いです。

 

 

 

また、幼少期からの側弯症だけではなく

成人してから側弯症になる人もいます。

 

成人してからの側弯症は幼少期からのモノとは違い

 

側弯の程度が控え目でいることが多いです。

 

しかし、幼少期と違い身体が固く腰痛など様々な症状を呈することが多いです。

 

 

側弯症は酷く曲がっている場合は

外見上背骨の曲がりが分かるので発見し易いですが、

そうでもないときは、レントゲン撮影にて判明します。

 

 

成長期に学校の健康診断の一つとして、モアレ検査などをして

発覚することがあり、

その検査で陽性と判断されると医療機関での受診を促されます。

 

成人期の発覚は大体腰痛などで医療機関を受診したときに発覚することがあります。

 

 

どちらも病院などの医療機関では

「治すことはできない」

「要経過観察」

と位置付けられ特に側弯症としての対処はしてくれないことが殆どです。

 

これは「側弯症は治ることは無い。」と医師が思っているのです。

 

 

しかし、当院では何人もの側弯症の患者さんを改善させてきました。

 

これは側弯症が良くなるということを証明しています。

 

次回は

当院での側弯症治療の考え方などをお話ししていきます。

 

 

 

 

腰痛

 

千葉県木更津市

はるえな整体院