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腰痛は何科?

腰痛で病院に掛かるなら

「腰痛で病院に掛かるなら何科に行けば良いんだろう?」

 

 

こんな質問に

そんなの「整形外科」に決まってるだろ!

と思う方は多いと思います。

 

 

しかし、

私が整形外科に勤めているときも

 

「何科に行けばいいのか分からなかったから、調べてから来た。」

 

という患者さんは意外にも多かったです。

 

 

また、中には

 

「この腰痛は内臓の悪さから来ているのではないか?」

 

と思っていて、

 

「内臓が悪いのに整形外科では解決しないだろう。」

 

「整形外科に行っても内臓がげんいんだったら、内臓疾患に気付かないだろう。」

 

などといった具合に

直ぐに整形外科の受診と結びつかない方は少なくないです。

 

 

ですが

そんな方たちにも、まずは整形外科の受診をお勧めします。

 

それは整形外科に行ったなら必ず腰のレントゲンを撮ります。

 

腰の骨にがんなどの疾患が有ればこのレントゲンで判明します。

 

骨のがんの発見率なんて

全患者さんの腰だけに留まらず

身体のあらゆる箇所のレントゲン撮影を

撮った時ほんの1%程度(私の肌感です)ですが、

実際、稀にいます。

 

内臓疾患もだいたいの整形外科医であれば

その点に疑問を持って診断してくれます。

その際、患者さんからの問診の回答で色々な疾患の可能性を打ち消していきますので

問診にはしっかり答えてください。

 

と、言うことは

問診時にしっかり質問してこない医師の病院は

ちょっと疑問視しても良いかもしれません。

 

 

ちなみに余談ですが

私が思う「お世話になりたい医師」と「お世話になりたくない医師」

の差のひとつは、この問診です。

 

しっかり患者の話しを聴いて問題を解決しようとしているか否かは

医学の専門知識が無くても分かるところです。

 

 

 

 

良い医師であれば

初診時には気が付かなくても経過観察をしている過程で

通常の腰痛(整形外科の範疇のモノ)ではなく

 

「他の科を受診した方が良いのではないか」と

 

感じたらスピーディーに他院への紹介状を書いてくれます。

 

そうでない医師の場合

いつまでも自院の患者として囲い込もうとして(その方が自院の利益になるから)

紹介状を書いてくれません。

 

 

このようなことは

通院してみないと分からないことですが

初診の前に

常日頃からご近所のクリニックや病院の情報を収集していると良いでしょう。

 

 

 

結論

腰痛の時は整形外科の受診をしましょう。

 

何の変化もない結論ですが

もし、迷っている人の後押しになれたら幸いです。

 

 

 

 

腰痛

 

千葉県木更津市

はるえな整体院