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手技以外の腰痛治療③

腰痛治療のアレコレ

続いては

 

極超短波 治療器。

 

 

整形外科で治療したことが無い人は全く聞きなれない言葉だと思います。

 

治療したことのある人でも

 

「いったいこれは何?」

 

と思っている人もいることでしょう。

 

(病院のスタッフは説明不足が多いですからね)

 

 

この機械も赤外線治療器と一緒で

 

温熱療法の機械です。

 

 

赤外線治療器と何が違うかと言うと

 

極超短波の方が

 

より身体の深部への温熱効果があります。

 

 

仕組みとしては

 

赤外線治療器は、熱源が治療器で、

 

その熱がじんわりと肌から伝わって、表面から徐々に温める仕組みです。

 

一方、極超短波は

 

熱源は治療器に無く、治療器からはマイクロ波が出ていて

 

そのマイクロ波が身体の中に作用します。

 

なので身体の内部から温まるので、赤外線より深部が温まります。

 

簡単に言うとその仕組みは「電子レンジ」です。

 

 

なので禁忌は

 

体内金属です。

 

電子レンジに金属を入れてはいけませんよね。

 

なので、人工関節が入っている人などは極超短波治療はできません。

 

また、最近のものは改良が進んでいるので問題ないのですが

 

ひと昔前のペースメーカー(心拍を調整する機械)をつけている人は

 

この極超短波の近くにすらいてはいけない。なんてこともありました。

 

ペースメーカを狂わせてしまうんですね。

 

もちろん妊婦にも禁忌ですし、

 

健常者でも頭部にあてることは禁忌です。

 

 

しかし、逆を言えばそれだけ

 

深部への温熱効果があるということでしょう。

 

 

 

つづく

 #51

 

 

腰痛

 

 

千葉県木更津市

はるえな整体院