鍼(はり)
続いて 鍼 についてです。
鍼はそれこそ鍼灸師によって
東洋医学的治療と西洋医学的治療が分かれるのではないでしょうか。
ひとりの鍼灸師でも狙う目的によっては
東洋・西洋を使い分けていたりもします。
東洋医学的治療の場合は
やはり経穴に鍼を刺していくことをメインにやっているようです。
経穴に刺激を入れることで、
その経穴の効能をもたらす目的のようです。
西洋医学的治療は
筋肉の張りなどをとる目的でやっているように思います。
特に鍼に電極を付けて
鍼を伝って低周波を身体の深部に流す治療をする
鍼灸師が多いように感じます。
電極を付けて治療するスタイルは
東洋医学的治療では見かけたことがないですが
それは私の周りの鍼灸師だけかもしれませんが
あまり多くないでしょう。
また灸頭鍼と言って
鍼の頭に灸が付いているモノがあります。
これは先ほどの電極を繋いで低周波を流すものと似ていて
鍼を伝って灸の熱を届けたり、
皮膚から少し離れた場所から灸の熱を伝える役割をしています。
鍼を伝って灸の熱を伝えることは
危険なように思えるかもしれませんが、
熱は基本的に上に伝播します。
灸頭鍼の灸は基本的に皮膚の上にあるので
それほど皮膚の方には熱は伝わりません。
この灸頭鍼はどちらかというと
東洋医学的治療をする鍼灸師が使っている印象があります。
これ以外にも
鍼はさまざまな種類の鍼があり
太く長い鍼を肩付近から腰まで
突き刺す鍼があったりと
形も大きさもいろいろあります。
このように
鍼、灸、でも
鍼灸師によって使い方が違いますし
その治療への考え方によって施術もことなるので
鍼灸院を選ぶ際は
鍼灸師さんとよくお話をして
どのような治療をするのかを
しっかり話し合うことが重要だと思います。
腰痛・鍼
#67
千葉県木更津市
はるえな整体院