それはツボではない?
この業界にいての "あるある" のお話し。
少し前に鍼灸のことをお話しした際に
少しだけ経穴について触れてきました。
経穴=ツボは全身におよそ360余り存在しています。
私の所持している柔道整復師という国家資格は
西洋医学なので、
私には経絡や経穴などの東洋医学の知識はありません。
知っている経穴も一般の人と大差のないレベルのモノです。
そんな私でも
施術中に患者さんに触れていると
「あ~そこそこ。ツボに当たってる。」と
言われることが多々あります。
ですが、こういったときは大抵ツボに当たっていません。
なぜなら私にはそんなに細かく経穴を理解していないし
ピンポイントに狙うことなどしていないからです。
ましてや、患者さん一人ひとり「ツボ」と感じる場所は違い
一人ひとりそう感じる数も違います。
では何故このようなことが多発するのかと言うと
私が患者さんの身体の中に潜んでいる筋肉の 硬結 を見つけ
それを解消するために触れているからです。
(硬結については「鍼灸」のところで少し触れています。)
この硬結は
見つけることができれば
弱い力で触れているだけなのに
痛みを感じるほど神経が過敏になっていたりします。(人によりけり)
少しズレた場所、数ミリ ズレた場所とは
大きく感じ方が異なります。
なので、患者さんからすれば
的確にその場所を捉えられると
「あ~そこそこ。ツボに当たってる。」と
言ってしまうのです。(笑)
施術を受けているときに
狙ったように的確に感覚の鋭い場所に触れられても
それは大半が「ツボ」ではないでしょう。
腰痛
#70
千葉県木更津市
はるえな整体院